記憶の認識が苦手:ADHD的な

記憶が無い?過去をあまり覚えていない


 言われると結構人に合わせて「そうですね」と言ってしまうけれど、本当は私は月日が経つのが早いという風に感じていない。もちろん、30分がとっても長く感じた記憶のある幼児の頃ともっと大人になってからでは全然時間の感覚が違い、また、中学に入った頃もそれ以前より時間がたつのが早くなったように感じた記憶がある(覚えてるのはその事を人に話した事実だけで、その感覚自体はもうわからない)。そうしたら、中学の時の二十代くらいだった担任の先生が、私くらいになるともっと早く感じるよ、と言っていて、そう言われたと親に言うと、お母さんくらいになるともっと早く感じる、先生くらいじゃまだまだよ、と言われた。でも今の私は、そこまで時間の経過が早く感じるという実感がなくて、いつからか、多分中学のその頃以降ずっと変わらず、一日は一日だし一年は一年、としか思えなくなっていた。早く感じない、というか、よくわからない。遅いわけではないけど普通に長くてしんどい。前にも書いたかもしれないけれど、今日が何月何日、何曜日とかいう感覚がよくわからない。もちろんゴミ出しの日とかテレビ番組が違うとか家族が休みとか、あとは私の通院とかいうので曜日は一応ほぼわかるというか生ゴミは出し忘れたら大変だからそういうのを忘れないように頭を緊張状態にして、アラームを早い時間に何個もセットしておく。朝には大抵忘れてるから二度寝しないように何個もセット。ストラテラも飲んでるし、そういう緊張があるから、最近は全く何月何日がわからない訳ではないのだけれど、昨日は何をした、先週末は何をしたとかいう、日にちの経過もよくわからなくて、一年以上前の日の記憶や感覚が、先週位の過去にしか思えなかったり、或いは、(事実を知識として認識するのでなく、五感の記憶として残っている)数少ない記憶は、昨日も十年前も二十年前も同じように感じる。例えば私は1984年のお正月に、一人でドリフターズお笑い番組をやっていたテレビの画面を見たという主に視覚の、短時間の記憶があるけれど、それは今日見た番組のテレビ画面の視覚的記憶と全く同じ程度に残っている。というか、それは過去の記憶が強く残っているという意味ではなく、三十年前も昨日も同じ程度にぼんやりとしか覚えていないし、それでもそこまではっきり「1984」というような数字を覚えているのはよく覚えてるなあとも思うけれど実際はそういう意味の無い3つか4つ程度の記憶しか現在の自分の頭の中には留めておけない感じ。こういう記憶はまた多分念頭には見当たらなくなるけれど、完全に失われたわけではなく、他の雑多な記憶と共に何かの拍子にそういえば、という感じにまたランダムに3つか4つ表層に現れ、また消えてゆく。そうして何故か出現率の高い記憶は少しだけ他より強く印象に残る。それ以外の自分の過去はほとんど、実感ではなく知識で知っているレベルです。私は子供を産んだことがあるし、思い出そうとするとそういえばこうだった、と思い出すけれど、そういうのも本で読んだのか確かに自分が体験した事実なのかはわからないくらいのぼんやりした記憶で。こんなこと言うのもおかしいけれど、現在まで愛情もって育ててきた覚えはあるけど、この子を産んだ覚えが無くて不思議。誰しもふと、子供が当たり前のように側にいることを不思議に思う瞬間なんてあると思うけど、私はそれが頻繁。何度も思い出すうちに多分、実感にはなるんだろうけど今は脳にそんな余裕が無いんでしょう。当時の事が頭に浮かんできません。(戸籍ではちゃんと確認できるはずだけど)



 先程も書いたように自分の感覚が時に長時間を飛躍しているという感覚があります。昨日の記憶も十年前の記憶も三十年前の記憶も同じ感じ、というような。月日が経ったんだ、ということはわからず、たとえば振り返ってもこの一年いろいろあったなあという風に感じる訳でもないし(振り返ろうとしても頭が真っ白)、どれだけ時間が経った、というのがよくわからない。わかるのは現在が多分、現在であるということ。時間が経つというのがよくわからないのかも。早く時間が経ってほしい、何でもいいから早く苦痛から楽になりたいとばかり、小さいときから思ってきたから決して現在を大事に生きてきた訳ではない。


 こういう風には書いたけれど、何故か変な記憶はかなり正確に頭の中に再現されることがあり、電車の中で何も持ってなくて読めないから、頭の中の岡田あーみんの漫画本(現実に何十回と読み返したことがある)を読み、またページをめくり、おかしくておかしくて電車で吹き出してしまうとか、そういう時もある。今思い出せと言われても全く思い出せないけど。言葉は聞き取れないけど音楽はなんとなく聞けるのか、曲名も覚えられないショパンやベートーベンの複雑なピアノ曲みたいなのも頭の中で鳴らそうと思えば鳴らしたりもできる。どこかのフレーズだけだったりするけど。これも子供の頃ドライブ中に延々と聞かされて頭に染み付いてるんだろう。でもあまりピアノの音は好きではない。


自分の感じ方が正確に書けているわけではありません。