自己愛性人格障害とは?と考えるうち思い出した

 私は結構自分大好きだし、小心者なのに高慢ちき。自分では結構良い感じに評価してるのに周りが認めてくれないというイライラを持つこともあって、もしかして私は自己愛性人格障害とかそういうものなんじゃないかと思ってそれについて検索したりしてみたけど……。

 

 私に関してはまあそういう面もちょっとあるのかもと参考になったけれど、少なくとも幼児期からの環境の中で、トラブルを避けながら生き延びようと変な努力をしてそれが変な思考習慣に繋がっているという点では同じようなことだったんだと思う。

 wikipediaその他で自己愛性人格障害について見ていたら、実家で同居してた父方の祖母のことを思い出した。。まあ、祖母は多分、それには当てはまらないところの方が多いから違うだろうけれど、それはそうと今思うと祖母も結構おかしかったし、ああいう人なんだからしょうがないよと普通に自分の価値観を崩さずに生きていた私の家族は皆おかしかったんじゃないか?とも思う。その歪みが弱い所に来て私が1人だけつらがっていたような印象だ。小学生の頃一度父親「おまえが家族の結束の邪魔をした」ということを言われたことは些細なことのようで忘れてない。高校生の頃母に、私のせいで家族がバラバラになってる気がすると言うと「そんなのは勘違い。家族は仲がいいと皆思ってる」と。家族皆平気で生きてるんだから、その家庭にも、社会にも適応できない私がおかしいのかと思っていた私自身もやっぱりおかしかったと思う。

 

 祖母は女子供が大嫌いで、弱い者には威張り散らし、強い者には異様に媚びへつらう、自分なんて汚い年寄りだ、とか自分を落としておいて周りが「そんなことない、あなたは立派な方」とフォローしてくれなかったら怒る、結構わかりやすいといえばわかりやすい典型的な小人物小悪人的キャラだけど、私は独身時代とか、主に幼児~二十代くらいまで虐められていたところがあるのでわかりやすくても対処のしようがない存在だった。もう思い出したくもないから随分考えないとどんな人だったか今ではなかなか思い出せないんですが、こんな風に、下僕って言うと言い方悪いけど、父を含めた子供たちを手下のように使って威張り散らしていたらしい。でも、その子供たちが大人になって、力が強くなったり怒鳴り散らしたりするようになると今度は「弱く」なる。「わたしなんていない方がいいんだ、よってたかっていじめて」みたいなことを、私や兄のような弱い地位の人だけがいる部屋の隣の部屋で独り言のようにして外に聞かせながら延々と言ってたりする。そんなことないよ!と健気に言いにいかないといけない。嫌だったからフォローしなかったら「おまえの従兄弟の○○君の方が優しかった!あの家に行く」などと何度も家出騒ぎを起こし、私がうまく対処できなかったら父に怒鳴られ蹴られ。そのように孫たちを自分の見栄の為の道具にしだし(嫁、つまり私の母は結構気の強い人なので口喧嘩はしょっちゅうだったが全然勝てなかったからターゲットではなかった)、私の男兄弟もだんだん強くなりヒステリックに怒るので手に負えなくなる、となると、家族で一番下の立場の私が虐められた。。。説教の形での筋道の通らない滅茶苦茶な叱りつけ。女だし子供だし。おまえは将来不良になる、私にはわかる、とか突然言い出したり。体調悪くて塾休んで横になってたら、ランドセル捨ててきてやろうかと怒鳴り、誰々さん(家族の中でアイドル的な母の知人)は血を吐くような努力をして先生になったんだよ!おまえは努力しないで何やってるんだ!のようなことを、唐突に怒鳴り付ける。親のいない所で言う。たまに「孫にこんなことを言ってやった」とつい自分は偉い自慢をして、両親に余計なこと言うなと怒られるから、大体一対一。偉そうな自分が好きだったんだと思う。正直怖くて一度も言い返せなかった。これは私が大人になるまで続く。親は庇ってくれなかった訳ではないが、あんな酷いことを言わせたまま放置、すぐまた仲良し家族に戻っている。口癖は「糞餓鬼が」。嘲笑、辱しめ、嘲り、罵りといった言葉の実感はこの祖母と父親に実地で習ったようなもので、生涯分のほとんどを受けている気がする。

 

 でも、私が少し名の知れたところに勤めだすと(※ただのパート)、孫は天下の〇〇の人だとデイサービスで言いふらして自慢の孫扱いしだし、私が条件の良い相手と結婚するといじめは一切無くなった。その頃になって優しくなっても全く信用できなくて、べたべたニヤニヤが気持ち悪くて仕方なかったんだけど、まあ私も大人になっていたので、家族や知人にはそういうことは言わなかった。親も何故か普通に祖母にも私にも接してるし。多分ああいう強気な親たちに言っても理解してもらえない。不信感でいっぱい。いや、その都度祖母にこんなこと言われたと親には言っていて、親が祖母に怒ってるんだけど、それでもうすっかり解決した事になっていたのかもしれない。その感覚が私にはわかりない。祖母から謝罪が有るわけでもなく、そもそも自分が悪いと思ってないし、親も、あの人はああだからと、落ち着いたら普段通り仲良くできる。

 

 ここでは付け足しのような書き方になるが、父と私の関係も基本同じで、父は言葉と手で暴力をふるってきたからもっと質が悪かった。更に祖母の子である父は肉親の愛情に飢えているのか愛されたがり、お約束の「一番好きな人は誰?」「おとうさん」を毎日のようにやりたがり、内心すごく嫌だったけどそう答え続けた。大人になってから「一度もおとうさんと言ってくれたことがない」と、無かったことにされていた。全く足りなかったらしい。

 父が主に私を殴る、怒鳴る(怒鳴るのは他の家族にも)という修羅場があっても、そのあとは今までと変わらず「おれたち仲良し家族だよな」幻想が家に蔓延っていて。子供が反抗的でも許してやる理解ある親と思い込んでいて。無神経な母はそうだねって態度、私にも何傷付いてんの?ああいう人なんだからしょうがないじゃん、ですっかりもとの通りになっている。そんなのが日常だった。不思議でたまらないが私は日常に馴染もうとしていた。私はおかしくなっていった。

 

 今思うと、家族全員おかしかった。私も含めて。祖母は毒親で、その子供である父も毒親で。その子供である私も毒親になるのかもしれない。努力で阻止できるものならそうしたいけれど。私の子供が可哀想に思う時がある。